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好メンバー集結、GIへ駒を進めるのは/ファンタジーS

  • 2015年11月02日(月) 17時59分


 阪神JFの重要なステップレースとなるファンタジーS。今年は新馬戦でシルバーステートを破ったアドマイヤリードや、函館2歳Sを圧勝したブランボヌールなど好メンバーが揃った。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■11/7(土) ファンタジーS(2歳・牝・GIII・京都芝1400m)

 アドマイヤリード(牝2、栗東・松田博資厩舎)は7月の新馬戦を優勝。そこで2着に負かしたシルバーステートがその後の未勝利戦をレコードで勝ち、さらに休み明けの紫菊賞も楽勝しており、本馬にも注目が集まっている。その実力が本物であることをここで証明できるか。

 ブランボヌール(牝2、栗東・中竹和也厩舎)は新馬戦、函館2歳Sと連勝。特に2戦目の函館2歳Sは外を回って早めに進出し、直線抜け出して後続を突き放すという圧勝だった。ディープインパクト産駒だけに距離延長は問題なく、ここは休み明けでも勝ち負けが期待される。

 その他、新馬戦快勝の良血馬ワントゥワン(牝2、栗東・藤岡健一厩舎)、2勝を挙げているウインミレーユ(牝2、栗東・梅田智之厩舎)・メイショウスイヅキ(牝2、栗東・本田優厩舎)、未勝利戦をレコード勝ちしたキャンディバローズ(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)、休み明けを叩いたメジェルダ(牝2、栗東・昆貢厩舎)なども上位を狙う。発走は15時45分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[1-2-2-5]勝率10.0%、複勝率50.0%と勝率は低め。1〜5番人気が[6-8-7-29]複勝率42.0%、複勝回収率93%、6〜10番人気が[2-2-2-44]複勝率12.0%、複勝回収率71%。11番人気以下が[2-0-1-50]複勝率5.7%、複勝回収率106%と全体的に偏りはない。

前走脚質(過去10回)…前走の上がり3Fが3位以内でかつ1600m以上の距離のレースを走っていた馬が[2-2-1-6]複勝率45.5%、複勝回収率150%と好成績。また、今回距離延長になる馬の中では3コーナーが5番手以内の馬が[4-1-4-25]複勝率26.5%、複勝回収率239%と高い回収率を挙げており、距離短縮の差し馬と距離延長の先行馬が穴馬として活躍している主要なパターンの2つ。

前走条件(過去10回)…前走のレースが重賞だった馬が[6-5-2-22]複勝率37.1%、複勝回収率154%と好成績。前走昇級戦組は[2-5-6-78]複勝率24.3%、複勝回収率69%、OPEN特別組が[2-0-2-20]複勝率16.7%、複勝回収率90%と前走重賞組が優勢。また、前走が牝馬限定の場合は[2-2-3-55]複勝率11.3%、複勝回収率34%、前走混合戦だと[8-8-7-68]複勝率25.3%、複勝回収率128%と前走が牡馬との対戦だった馬がかなり優位。

◆アドマイヤリード
・陣営コメント/松田博調教師
「前走(新馬戦1着)は期待通り強い勝ち方。その後、熱発をして放牧に出していたが、肺炎という診断もありながら回復は早く、ここを目標に帰厩。その後は順調に乗り込めています。1週前追い切りはジョッキー騎乗で終いしっかりした伸びでした。体重は軽いですが、背中の肉がしっかりしているし、細く見えないので問題ありません。ここも期待しています」

・血統診断/望田潤
 母ベルアリュールはヴァントー賞(仏GIII・芝1850m)とアシーニアS(米GIII・芝8.5F)の勝ち馬

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