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混戦模様のダート重賞を制するのは/カペラS

  • 2015年12月07日(月) 17時59分


 過去7回で一度も1番人気が勝利していないカペラS。今年も難解な一戦となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■12/13(日) カペラS(3歳上・GIII・中山ダ1200m)

 サウンドガガ(牝6、栗東・佐藤正雄厩舎)は前走の室町Sで伸びきれず4着に終わったが、2走前にプラス10キロとなっていた体重が絞れていなかったことや、実質トップハンデだったことが響いたのだろう。中山ダート1200mでは2勝と相性は良く、昨年(4着)以上の結果を期待したいところだ。

 シゲルカガ(牡4、栗東・谷潔厩舎)は前走芝で14着と惨敗。その前の交流重賞でも4・7着と結果を出せていないが、このメンバーなら実績上位の存在だけに巻き返しの期待がかかる。

 その他、連勝でオープンまで上がってきたエイシンヴァラー(牡4、栗東・中尾秀正厩舎)、前走豪快な差し切り勝ちを見せたアドマイヤサガス(牡7、栗東・橋田満厩舎)、距離短縮プラスのカジキ(牡6、栗東・笹田和秀厩舎)、昨年2着のサトノタイガー(牡7、浦和・小久保智厩舎)、霜月Sを勝った9歳馬マルカフリート(牡9、栗東・浜田多実雄厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時20分。

【データ分析】
人気(過去7回)…1人気は[0-1-0-6]勝率0.0%、複勝率14.3%とおもしろいくらいに走らない。1〜5番人気が[5-3-2-25]複勝率28.6%、複勝回収率69%、6〜10番人気が[1-3-4-27]複勝率22.9%、複勝回収率111%。11番人気以下が[1-1-1-36]複勝率7.7%、複勝回収率82%と1番人気の凡走率が目立つ。

前走距離(過去7回)…今回距離短縮で[7-4-5-38]複勝率29.6%、複勝回収率137%と高い回収率。同距離は[0-3-2-49]複勝率9.3%、複勝回収率38%、距離延長馬が[0-0-0-1]複勝率0.0%とかなりHPになりやすいレースなだけあって、スタミナを補う要素として前走から距離が短くなることが有利に働きそう。距離短縮の中でも、前走からの間隔が中1〜3週の馬が[5-4-4-19]複勝率40.6%、複勝回収率193%、中4週以上の馬が[2-0-1-18]複勝率14.3%、複勝回収率59%と距離短縮の中でも休み明けなどではなく、叩いて臨戦状態にある、ここを目標に仕上げてきたようなタイプの馬を狙っていきたいところ。

性別(過去7回)…牡馬とセン馬が[6-7-7-77]複勝率20.6%、複勝回収率96%、牝馬が[1-0-0-11]複勝率8.3%、複勝回収率15%と数は少ないが、牝馬は劣勢気味な印象。また、外国産馬が[2-1-1-20]複勝率16.7%、単勝回収率239%、複勝回収率105%と好調。

◆キクノストーム
・陣営コメント/村井調教助手
「前走(霜月S5着)は結果的に仕掛けがひと呼吸早かった形でしたが、それでも5着に踏ん張ってくれたように力のあるところは示せました。終いの脚は確実ですから、展開が向いてくれれば重賞でもやれていいはず。そういう意味では東京よりも中山の1200mの方が流れが向きやすいので、うまくハマってくれれば楽しみです」

◆マルカフリート
・陣営コメント/浜田調教師
「前走(霜月S1着)は流れが向いたところはありましたが、いい内容で勝ってくれました。9歳ですが、非常に体調が良く

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