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　開催時期が1月に変わって4回目となる東海S。今年はチャンピオンズCで4着に入ったロワジャルダンが人気の中心となりそうだ。同馬が重賞2勝目を挙げるか、ここで復帰の実績馬インカンテーションなどがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■1/24(日)　東海S(4歳上・GII・中京ダ1800m)

　ロワジャルダン(牡5、美浦・戸田博文厩舎)は昨年のみやこSで重賞初制覇。7番人気での勝利だったが、続くチャンピオンズCでも後方から4着まで追い上げ、着実に力をつけているところを見せた。前走と同条件で、現在のトップクラスの馬も出てこないここは勝ち負け必至だろう。

　インカンテーション(牡6、栗東・羽月友彦厩舎)が骨折による休養から復帰。重賞3勝、GIで2着など実績上位の存在で、おそらく次のフェブラリーSを見据えた仕上げにはなるだろうが、いきなりから勝ち負けできてもおかしくはない。

　その他、前走敗退もその前の3連勝の内容を見直したいモンドクラッセ(牡5、美浦・清水英克厩舎)、川崎記念との二択も連勝で勢いに乗っているマイネルバイカ(牡7、栗東・西村真幸厩舎)、古豪ローマンレジェンド(牡8、栗東・藤原英昭厩舎)、休み明け3戦目のアスカノロマン(牡5、栗東・川村禎彦厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時25分。

【データ分析】
人気(中京ダート1800mで行われた過去3回)…1人気は[2-0-1-0]勝率66.6%、複勝率100%と今のところは複勝圏パーフェクト。1〜5番人気が[3-1-2-9]複勝率40.0%、複勝回収率64%、6〜10番人気が[0-2-1-12]複勝率20.0%、複勝回収率95%。11番人気以下が[0-0-0-16]複勝率0.0%とやや人気決着傾向が強め。

前走場所(過去10回)…前走が地方の競馬場だった馬が[2-1-0-4]複勝率42.9%、複勝回収率95%と連対率が高めで、勝った2頭(15年コパノリッキーが4馬身差、14年ニホンピロアワーズが2馬身差完勝)がいずれも力を見せつけており、実力馬がそのまま勝ちきるイメージが強い。

脚質(過去10回)…レースで上がり3F5位以内の末脚を発揮できた馬が[3-2-2-8]複勝率46.7%、複勝回収率124%と圧倒的に強いように、ダート戦に必要な前に行ける能力だけでなく、上がりの速さも必要となってくる。

◆インカンテーション
・陣営コメント/羽月調教師
「前走(平安S1着)後は骨折が判明し休養に。当初の予定よりも長引いてしまいましたが、焦らずに回復を待ったかいがあって、帰厩後は順調に調整できています。ひと追いごとに動きも良くなってきましたし、徐々に緩さも解消してきました。今回は長期休養明けなのでまずは次につながるレースをと思っていますが、ここまでの実績からもいい結果を出したいですね」

・一週前調教診断/井内利彰
　2014年みやこSで差し切り勝ちを決めたこともあってか、チャンピオンズCでも同じ戦法で惨敗。昨年の東海Sでも後ろから競馬をして、フェブラリーSは内田博幸騎手に乗り替わり。その結果、先行する競馬で2着した後、平安Sでは逃げ切りを決めている。今回も同じようなレーススタイルになるだろうが、問題は骨折明けの状態だろう。
　昨年末から時計を出し始めているので