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フェブラリーSへ駒を進めるのはどの馬か/根岸S

  • 2016年01月25日(月) 18時00分


 1着馬にフェブラリーSの優先出走権が付与される根岸S。今年はマイルCS南部杯で2着の実績があるタガノトネールや、重賞初制覇を狙うモーニンなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■1/31(日) 根岸S(4歳上・GIII・東京ダ1400m)

 タガノトネール(セ6、栗東・鮫島一歩厩舎)は前走の武蔵野Sでハナ差の2着。最後の最後にノンコノユメの鬼脚に屈しはしたが、好位追走から一旦は完全に抜け出しており、GIでも2着に入っている実力は十分に見せた。ここでも力上位で、距離短縮も問題はない。勝ち負け必至だろう。

 モーニン(牡4、栗東・石坂正厩舎)はデビュー4連勝で挑んだ前走の武蔵野Sで3着。ノンコノユメ、タガノトネールに後れは取ったが、まだキャリア5戦目で強豪とは初対戦だったことを考えれば、そう悲観する結果ではないだろう。フェブラリーSに出るためには優先出走権を獲ることがほぼ必須条件となるだけに、今回は是が非でも勝ちに来るはず。

 その他、この条件のスペシャリストと言っていいアンズチャン(牝5、美浦・大和田成厩舎)、古豪グレープブランデー(牡8、栗東・安田隆行厩舎)、交流重賞2勝のレーザーバレット(牡8、美浦・萩原清厩舎)、オープン特別で連続2着のサクラエール(牡5、栗東・羽月友彦厩舎)、オープンクラスに上がってきたプロトコル(牡5、美浦・牧光二厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[2-3-0-5]勝率20.0%、複勝率50.0%と標準並み。1〜5番人気が[7-8-5-30]複勝率40.0%、複勝回収率96%、6〜10番人気が[1-2-3-44]複勝率12.0%、複勝回収率77%。11番人気以下が[2-0-2-56]複勝率6.7%、複勝回収率61%と少しだけ人気馬が走っている傾向。

前走着順(過去10回)…前走の着順が1着だった馬が[4-9-4-35]複勝率32.7%、複勝回収率105%と好成績。2〜5着馬が[5-0-4-41]複勝率18.0%、複勝回収率77%、6着以下だった馬が[1-1-2-52]複勝率7.1%、複勝回収率55%と前走の着順が良いほどこのレースでも良い結果を残している。

前走距離(過去10回)…前走の距離が今回と同じ馬が[3-4-5-50]複勝率19.4%、複勝回収率76%、今回延長で臨む馬[2-4-2-50]複勝率13.8%、複勝回収率54%、短縮で臨む馬[5-2-3-30]複勝率25.0%、複勝回収率113%と、短縮ローテが最もよく、次いで同距離ローテ、そして延長ローテと前走の距離は長い方が良い。不調な距離延長組の中でも、中山ダート1200mからの臨戦馬が[2-4-2-48]複勝率14.3%、複勝回収率56%と減点。

◆グレープブランデー
・陣営コメント/安田調教師
「前走(チャンピオンズC8着)は、ジョッキーによると最後の100mで止まってしまったとのことでしたが、そう差のない競馬はできていましたし、直線も伸びかけていたように悪くない内容だったと思います。以前よりも行く気を見せるようになっているので、今ならこのぐらいの距離の方がいいように思いますし、年齢的に大きな変わり身は見込めないものの

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