スマートフォン版へ

休み明けでも得意の舞台でクリソライト/ダイオライト記念

  • 2016年03月08日(火) 18時00分


◆定量戦なら負けられないところ

 クリソライトは調教中のアクシデントによる骨折で浦和記念を回避したが、幸いにも程度は軽かったようで、今回はJBCクラシック以来4カ月ぶり。距離経験の少ないかしわ記念はともかく、一昨年の日本テレビ盃では7馬身差の圧勝、そして昨年のダイオライト記念制覇と、船橋は得意のコース。ここ3戦で対戦した勝ち馬が、ホッコータルマエ、サウンドトゥルー、コパノリッキーと、いずれもダートの頂点を争うというレベルだっただけに、今回、他の中央馬がいずれもGIII/JpnIII勝ちまでという実績で、しかも定量戦なら負けられないところ。

 マイネルバイカは、前走佐賀記念では1番人気に支持され4着だったが、マイネルバウンスと地元のキョウワカイザーがハナを競り合ったところ前半3番手で追いかけたため、向正面で苦しくなってしまった。2100mの白山大賞典は控える競馬で直線抜け出しており、川崎記念4着も相手を考えれば悪い競馬ではなかった。地方のダートの長距離という舞台ならあらためて期待できそう。

 マイネルバイカが白山大賞典でやった競馬を、佐賀記念で見せたのがストロングサウザー。この馬も、緩みのない中央ダートの中距離よりも、ゆったり流れる地方の長距離戦で力を発揮するタイプ。

 中央のダートGIIIで3勝を挙げているクリノスターオーは、逆に地方より中央のほうが合っていると見て狙いを下げた。

 昨年マーキュリーCを制したユーロビートも力を発揮できる流れになれば上位食い込みもありそう。前走大井の金盃は追い比べとなって2着に敗れたが、勝った相手より4kgも余計に背負っていての結果。

 サミットストーンは昨年の浦和記念で2着と好走したが、中央のメンバーがかなり薄かったという中での結果。昨年のアンタレスSで調子を崩して以降、どうにも調子が戻ってこない。

◎03クリソライト
◯08マイネルバイカ
▲04ストロングサウザー
△11クリノスターオー
△10ユーロビート

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング