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ネットで話題になった名古屋競馬の騎手の行為

  • 2016年06月14日(火) 18時00分
小牧太

今回はネットで話題になった名古屋競馬の騎手の行為など質問3連発!


今回はユーザーからの質問3連発。ネットで話題になった名古屋競馬の丹羽騎手の行為から、小牧騎手の引退後について、また、小牧騎手の目に映る福永騎手まで、盛りだくさんの『太論』ですが、どうやら小牧騎手、“JRAの○○○”と言われているようで…。はたして、思わず笑ってしまう新たなニックネームとは!?
(取材・文/不破由妃子)


勝つため、好走させるために、馬を怒ることはある

──4月中旬の出来事なんですが、名古屋競馬の丹羽克輝騎手が騎乗馬を殴ったことについて、けっこうな数の質問が届いています。代表的なものを紹介しますと、「名古屋の丹羽克輝騎手が負けた腹いせかのように馬を殴った件について、小牧さんはどう思いますか? 小牧さんもああいう心境になることがあるのでしょうか? あまり大きなニュースにはなっていませんが、問題行為だと思うので、取り上げていただけたらうれしいです」とのことです。

小牧 丹羽騎手? ごめん、よう知らんわ。その話題自体、今、初めて知ったわ。

──ゴール後、しばらく流したところで、鞭で頭をガツンと…。

小牧 馬が悪いことをしたら怒らなアカンけど…。僕だったら、レースに負けたときは、馬よりも自分自身に腹が立つけどなぁ。

(ここで、実際に問題の映像をチェック)

小牧 ああ、鞭で頭を叩いてるね。ゴールした後にこれはアカンわ。よっぽど腹が立ったんやろうなぁ…。僕もね、レース中、言うことを聞かなかったりしたら、怒るときはあるよ。レースってね、なだめることも大事やけど、進まない馬に対しては、人間側が怒りながら走らせるんやで。

──確かに、道中で鞭が入っている馬もいますものね。

小牧 鞭を入れることもあるけど、それ以前に人間側の気持ちが大事やから、「コラーッ!」っていう気持ちで挑まないと、ズブい馬には伝わらんからね。そうじゃないと、すぐに走るのを止めたりする馬もいるから。あと、ダートで砂を被って嫌がる馬にも鞭を入れたりするし。それを“怒る”というのなら、僕だって怒ってるよ。

──なるほど。でも、それはレース中ですよね?

小牧 そうそう。それはあくまで勝つため、好走させるためにやること。だから、レース中にあえてカーッとなることはあるけど、ゴールした後はないな。

──続いては、「今後、小牧騎手は調教師になる希望はありますか? 生涯騎手という選択肢もあると思いますが、馬を育てたい気持ちなどはないのでしょうか?」というものです。

小牧 馬を育てたい気持ちはあるけど、本気で調教師を目指そうと思ったら、もうすぐにジョッキーを辞めなアカンね(笑)。園田にいるころは、2000勝したら一次試験が免除になるし、漠然と将来は調教師やなぁと思っていた時期もあったよ。ただ、中央で調教師になろうとは一度も考えたことない。じゃなきゃこの年まで乗ってないわ(笑)。

──以前もキッパリ「調教師にはならない」とおっしゃっていましたよね。でも、馬を育てたいっていうお気持ちはあるんですね。

小牧 そうやね。調教とか、一から自分でやってみたいという気持ちはあるよ。やるんやったら、持ち乗りの厩務員さんがいいな。毎日、馬の世話をして、一緒にレースに行ってね。たとえばの話やで。

──たとえば、だとしても、小牧さんのそういうお気持ちを初めて聞きました。では、最後の質問です。「4年前の『太論』で福永騎手について、とても応援しているし、競馬界を引っ張って行ってほしいとおっしゃっていました。小牧さんから見て、それから今まで、ケガからも復帰した福永騎手はどう映っていますか?」というものです。

小牧 僕の気持ちは4年前と何も変わってないよ。彼はとにかく賢いし、黙々と頑張ってる感じやね。彼自身で変わったことといえば、結婚していいパパになったことくらいでしょう。騎手クラブの仕事も一生懸命にやってくれて、ホンマに責任感の強い子やね。

──小牧さんは、そういった騎手会の業務などには、あまり参加されない?

小牧 旅行だけは行く(笑)。もちろん、会議にしても行事にしても、肝心なところは参加するけどね。祐一くんに限らず、役員はよう集まって仕事してるわ。感心する。僕はもう、最初から役員は辞退してるからね。

──そうなんですね。なぜですか?

小牧 ん〜、キャラじゃない(笑)。僕ね、威張っていうことじゃないけど、園田にいたころから、そういうのをやったことがないんですわ。

──そうなんですか!? 園田では、年齢やキャリアを考えても、役員に就くべきお立場だったのでは?

小牧 そうかもしれんけど、やらんかったなぁ。遊んでばっかりおったし、人の面倒までみれるわけがないと思われてたんちゃうかな。今考えれば、僕よりも下の子がみんな役員になってたけど、先輩にも一度も「お前、役員やれよ」って言われたことがなかったなぁ。

── 一度もやったことがないというのも、ある意味すごいですね。いったい、どんなキャラだったのか(笑)。

小牧 今と変わらんけどね。そういえばこの前、中村(将之騎手)に「JRAの高田純次」って言われたわ(笑)。どうやら僕は、ああいうキャラやねんて。テキトーな自由人ていうことやな(笑)。
小牧太

「JRAの高田純次」って言われたわ(笑)

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太論 / 小牧太
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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