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ダートオープン好走のビービーバーレル/ブリーダーズGC

  • 2016年08月10日(水) 18時00分


◆牝馬同士なら勝ち負けの実力はある

 このレース連覇を狙うアムールブリエの実績が断然というメンバー。しかし前走初ダートがいきなり古馬オープンで2着と好走したビービーバーレルに期待する。その大沼Sは、直線先頭に立っていたモンドクラッセとの差を詰められず、勝ち馬とは斤量差が7キロもあってのこととはいえ、レコード決着の2着は価値がある。牡馬相手のJpnII名古屋グランプリまで勝っているというアムールブリエが相手では楽ではないが、牝馬同士のダートグレードならいきなりでも勝ち負けの実力はあると見る。

 アムールブリエは昨年のこのレースを勝ったときと同じ57キロ。牡馬の一線級相手とはいえ平安S、帝王賞で惨敗だったことが落とし穴にならないかどうか。とはいえ普通に実力発揮なら圧勝まであると思う。

 関東オークスであらためて実力を見せたタイニーダンサーは、同じ3歳でもビービーバーレルよりも1キロ重い55キロでの出走。初めての古馬との対戦となったスパーキングレディーCが3着だったとはいえ、かなり差がついての結果。ここで勝ち負けするには上積みが必要。古巣の門別に戻って、かつての主戦・桑村真明騎手で、ということでは注目。

 エンプレス杯でスローペースの逃げに持ち込んでアムールブリエの3着に粘ったティンバレス、地元期待のジュエルクイーンらは連下争いまで。

◎ビービーバーレル
◯アムールブリエ
▲タイニーダンサー
△ティンバレス
△ジュエルクイーン

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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