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【オールカマー予想】少頭数でペースや馬場がカギに

  • 2020年09月25日(金) 18時00分

カレンブーケドールをものさしにすると……


 フィエールマン回避、9頭立てとやや寂しい構成になったオールカマー。なるべく絞った点数で取りたいレースだ。

 カレンブーケドールはドバイ中止の影響を受け、休み明けでの参戦。1週前追い切りは正直いまひとつだったが今週はそれなりに動いた。

 馬も厩舎も休み明けで狙いたいタイプではないが、好位での競馬が選択肢になって持続力型というのは本来のこのレースには合うはずの適性。誰かが腹をくくって逃げてくれればその番手から勝ち負けに加われる。逆に、積極的に逃げる馬がおらずスローになると、なにかしらに決め手負けしての2、3着になることもありうる。

 ミッキースワローは天皇賞春以来のレース。オールカマーは前走GI組が強く、特に好走してきた馬が大きく崩れることは少ない。中山は良績があるし、今回は頭数が少ないので捌きのリスクがない。こちらはカレンと逆に、速い上がりを要求されたほうがよいのではと思う。

 ステイフーリッシュは勝てていないが好走は多い馬。同じコースのAJCCで2着があり、そのときはミッキースワローに先着している。タイプ的にはカレンのほうに近く、能力の絶対値としてはカレンのほうが上かと思うので、単勝や1着付けにできるかは微妙。そこの逆転があるとしたら仕上がりに差があった場合か。

 クレッシェンドラヴはナタの切れ味的な差し馬なので、良馬場前残りのような競馬になると出番がない。ただ週末の天気予報には傘マークもついていて、それはこの馬にとってプラス。実際に降って重までいけばにわかに有力馬、稍重でも馬券圏内への意識は必要になる。

 ジェネラーレウーノは普通に考えると今回の逃げ候補。この馬は強いペースを作ってキレるタイプの良さを削いだほうがいい。長期休み明けの一戦だが、強気の競馬が理想。休養前最後のレース・AJCCは番手でじっとしていて自分に向かない展開を作ってしまった。結果を恐れない競馬を望みたい。

 センテリュオは能力の絶対値としてはカレンやミッキーに及ばないはずだが、中山芝2200mに勝ち星があったり、超スローだった下鴨Sでいきなり32秒台の脚を使って勝ったりと、不気味な面はある。ただこの頭数で人気馬から入る場合、この馬までヒモを広げる余裕はないかもしれない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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