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【福永騎手への手紙】藤原英昭調教師「俺のところに来た時に“誰を抜かしたら祐一にとって成功や?”と聞いたんです」

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  • 2023年02月17日(金) 18時02分
yuichi

▲藤原英昭師から福永騎手へ(c)netkeiba.com


福永祐一騎手の引退特集。27年間のジョッキー生活をともにした仲間や、お世話になった師匠、陰で支えてこられたお母様など、縁の深い方々からのお手紙を紹介します。

祐一へ

 祐一は福永洋一さんの息子で、我々の世界では誰もが知っている存在でした。このトレセンでは武豊、武幸四郎、そして祐一はそういう立ち位置で、そのくらい武邦彦さんと福永洋一さんは二大スターでした。

 私も小・中学生の時代から知っていたけど、当時の印象は「ずっとサッカーをやっていたから、騎手として大丈夫かな?」というもの。

 だって、ビッグネームの子どもやろ? 世間からのプレッシャーもあるし、“福永洋一さんの息子”で通用するの? って。やっぱり厳しい部分はあったけど、最初に通用したのはなぜかというと、師匠の北橋修二さんや瀬戸口勉さんなどみんなが理解して助けてくれたからでしょう。

 どんなことにおいても、どの指導者について誰の背中を見るかでその後が決まってきます。祐一にとって一番のセールスポイントは人間性。お父さんや師匠の背中を見て育ったことで、騎手の中では人格が一番優れていると思います。こういう人間やからみんなに好かれるし、頼られるし、いい関係性で騎乗馬も回ってくる、という循環だったと思います。

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1976年12月9日、滋賀県生まれ。父は元JRAジョッキーの福永洋一。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。2005年にシーザリオでアメリカンオークス制覇。2018年にワグネリアンで日本ダービーを初制覇。2020年にはコントレイルと無敗でのクラシック三冠を達成。2023年2月末でジョッキーを引退、調教師へと転向する。

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