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【#45】「生きてるだけではアカンのよ!」涙で抱き合う雄造騎手と厩務員さんの傍ら鬼嫁の視線は冷たく…?

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  • 2024年03月25日(月) 18時01分
障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、一昨年の夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く新連載。

一行がトレセンに到着すると、雄造騎手と仲良くされていた厩務員さんがリハビリの時間に合わせて待っていてくれていました。姿を見るやいなや「生きててよかった!」と涙で抱き合うお二人。しかし、その傍らにはどこか冷めた視線を送る由紀子さんの姿が。その真相とは一体──。

今後の見通しが立ちづらい状況で回復を素直に喜べず…


 トレセンに到着後、まずは騎手クラブのみなさんにご挨拶にうかがい、その後、リハビリ開始時間に合わせて調整ルームへ。

 騎手クラブを出たところで、(今村)聖奈ちゃんにばったり会いました。聖奈ちゃんは、わざわざ車から降りてきて「頑張ってください。応援してます!」と声を掛けてくれました。

 いつも元気で裏表がなく、年相応の可愛らしさと強さと美しさを持った女性で、(福永)祐一さんと同じチーム・ホリプロ。かつては祐一さんがレースの合間に聖奈ちゃんを指導することもあり、真剣に話を聞く姿、すべてをモノにしようとする姿を見て、個人的に大好きになった騎手さんです。そんな聖奈ちゃんが声を掛けてくれたことが本当に嬉しく、リハビリという戦いの前にパワーをもらえた気がしました。

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▲今村騎手と(提供:白浜由紀子)


 調整ルームの前に着くと、そこには夫と仲のいい厩務員さんの姿が。夫のリハビリ時間に合わせて待っていてくれたのです。目に涙をいっぱいに浮かべ、「生きててよかった!」と手を取り合うふたり──。私はというと、

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1981年9月9日生まれ。2015年に障害騎手の白浜雄造と結婚。1男1女をもうける。結婚前は四位洋文調教師や福永祐一調教師(両名、当時騎手)らが所属していたマネージメント会社にてマネージャーを務め、TV番組収録やイベント等、様々な現場で騎手をサポート。福永調教師の引退までの16年間はバレット業務も兼任。福永厩舎開業後は経理兼秘書業務を担当予定。現在はオンラインサロン「福永祐一 競走馬研究所」の運営スタッフを務める傍らフリーランスとして活動中。新たな目標のアイシングクッキー講師としても活動すべく準備中。(旧姓は坪田、また戸籍上の表記は幸子)

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