最後の締めは外国馬
サプレザをどうするかだ。日本初戦で鮮度が高い。ただ、日本初戦なのは、外国馬なら当たり前の話だ。実際、
JCでは何頭も日本初戦の外国馬が出ていたのに、馬券圏内には一頭も入れなかった。
サプレザの場合は、生涯でもまだGIを二度しか走っていない。さらには中6週でリフレッシュもしている。鮮度自体が高いのだ。したがって、
マイルCSでは単勝8.7倍の
サプレザを評価し、
JCでは単勝4.9倍の
コンデュイットの評価を押さえに回した。
コンデュイットは凱旋門賞、ブリーダーズカップターフという超一流GIを連戦して好走。加えて今回は中2週。GIはこれで7度目。鮮度が
サプレザより低すぎるのだ。実際、レースの中身も全く違った。
サプレザは当日の雨で伸びない外をただ1頭だけ伸びて3着。外伸び馬場なら楽に突き抜けて勝っていたであろう内容だった。逆に
コンデュイットは特に問題なくレースを消化して4着。最高に上手く乗っても3着までという内容に終わった。
このMによる外国馬判断によって、私の携帯前日予想では、
JCは3点目で馬連を当て、
JCDも1点目で当てた。そして
マイルCSの3連複207倍も、同じ外国馬判断により1点目で当てたのである。このように、外国馬にさえ容赦なく猛威を振るうのが、Mの法則の恐ろしさであり、厳しさなのだ。
お知らせ
Mの法則の凄さをさらに体感するなら、毎週金曜日20時更新のコラム「
馬券の天才かく語りき」を是非お読みください。現在、種牡馬ごとの分析、ならびに直近のレースでの検証など、週末の予想からすぐに使えるテーマを連載中です。
※「馬券の天才かく語りき」は
netkeibaプレミアサービスのコラムです。
|
今井雅宏が新刊を発売! 今井雅宏の新刊『競馬王新書 ポケット版大穴血統辞典』が2009年9月19日(土)に発売されました。
天才・今井雅宏が穴党のためだけに構築した血統辞典『ウマゲノム版種牡馬辞典』の最新刊でもあり、持ち運び可能なポケット版となっています。競馬場でパラパラと見ながら馬券の参考にできるのが最大の特徴。
80頭分の父・母父の心身構造を、タイプ(M3タイプ)、走りやすいパターン(オプション)、好不調の波(リズム)、激走・凡走能力(指数)などでワンポイント解析します。
もちろん、netkeibaプレミアコラム「馬券の天才かく語りき」も完全収録しています!
|