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中京記念、アイビスサマーダッシュなど

  • 2012年07月16日(月) 18時00分
【栗東トラックマン】
◆日曜中京11R・中京記念(GIII)
・ダノンヨーヨー
「前走(安田記念4着)は内でずっと前が窮屈だったし、厳しいところを突かざるを得なかったけれど、最後はよく伸びてくれましたね。その後はここを目標に順調に調整できています。引き続き状態はいいですよ。スタートが遅いので、コース形態がトリッキーな中京の1600mをどうこなしてくれるかがポイントでしょう」(音無調教師)

・エアラフォン
「前走(米子S4着)は久々の競馬でレース前の追い切りでも本来の動きにはあと一歩というところでしたし、わずかな差の4着なら悪くないと思います。ひと叩きして気配は上向いていますし、調教の行きっぷりもだいぶ良くなってきました。変わり身が期待できる状態ですし、巻き返してほしいですね」(池江調教師)

・エーシンリターンズ
「前走(メイS1着)はジョッキーの判断でハナに立ったが、うまく流れも向いてくれましたね。レース後は放牧に出してリフレッシュ。カイバ喰いも良くいい状態です。1週前追い切りの動きも良かったし、いい仕上がりでレースに臨めそう。マイルはベストの距離だしここでもいい競馬を期待したいですね」(坂口則調教師)

・トライアンフマーチ
「脚元の不安で長い休養明けになりますが、放牧先でも時間をかけて調整してきましたし、今は脚元も落ち着いていて順調に乗り込めています。追うごとに動きがしっかりしてきて、これなら当週のひと追いでさらに良くなりそうです。ブランクが長いので、レース勘が取り戻せるかどうかがポイントになりそうですが、左回りのマイル戦はいい条件ですし、いい競馬を期待したいですね」(山田調教助手)

・フラガラッハ
「前走(米子S1着)は直線すばらしい脚を見せてくれました。レース後は1週間ほど放牧に出して体を戻して帰厩。1週前追い切りはそれほど時計を出さなくていいと思っていましたが、無理せず好時計をマーク。これまでは賞金面でなかなか使いたいレースに使えませんでしたが、今回はここと決めて調整できていますし、状態もいいので楽しみです」(松永幹調教師)

・レッドデイヴィス
「前走(エプソムC6着)は状態が良かったし条件も合っているので期待していましたが、どうも輸送競馬が苦手なようで力を出せませんでした。レース後はここを目標に調整してきていますが、状態は引き続き良好。馬場が悪いのは大きなマイナスなので、良馬場でやりたいところです。マイルは強い競馬をしている条件だし、なんとか巻き返してほしいですね」(音無調教師)

◆日曜新潟11R・アイビスサマーダッシュ(GIII)
・アフォード
「前走(駿風S1着)はうまく道中脚を溜めていい競馬ができました。その後は放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。1週前追い切りの動きも上々だったし、息遣いもいいですよ。以前よりも落ち着きが出ていて調整がしやすくなっているし、成長がうかがえるので、格上挑戦でも楽しみです」(大久保調教助手)

・パドトロワ
「前走(函館SS4着)は栗東からの輸送もうまくいって馬の状態が良かったので期待していたけれど、残念だった。レース後は短期放牧に出してリフレッシュ。函館に帰厩させて引き続きいい状態で調整できています。1週前追い切りはビシッとやったので、当週はそれほどやる必要もないでしょう。直線競馬は初めてだけれど悪くないと思っていますよ」(鮫島調教師)

・オウケンサクラ
「前走(CBC賞4着)はうまくいい位置で競馬ができたし、最後もよく差を詰めています。夏場に強い牝馬で、この中間も元気いっぱい。元々攻め駆けするタイプだけれど、状態は引き続き良好ですよ。1000mで追走に手間取るかもしれないけれど、直線競馬なのでスムーズに運べれば。ここの結果次第で次走を1200mにするか1400mにするか考えようと思っています」(音無調教師)

・シャウトライン
「前走(京葉S14着)後は放牧に出してここを目標に調整。1週前追い切りもいい動きだったし、気合いが乗りすぎるようなこともなく順調です。大型馬にしては仕上がりに手間取らないタイプなので、休み明けも大丈夫でしょう。直線の1000mなら我慢がきくし、なんとかいい競馬をしてもらいたいですね」(角田調教師)

【美浦トラックマン】
◆日曜新潟11R・アイビスサマーダッシュ(GIII)
・ビウイッチアス
 稽古駆けタイプとはいえ、1週前追いでは楽に好時計をマーク、キビキビした伸び脚で、絶好の動きを見せた。前走で、短距離のハイペースでも、楽に先行できるスピードを見せたし、回転の速いフットワークは、短ければ短いほどいいという印象。新潟直線千メートルは適性十分と思える。前走がテイエムオオタカ、ケイアイアストンという重賞でも好走している馬相手の楽勝。短距離での資質は一級品だ。

・アポロフェニックス
 今期の4戦で14、11、12、9着と不本意な戦いぶり。そのため今回は3か月の休養を挟んで、復活を期す一戦となる。美浦に戻ってからは坂路中心の乗り込みだったが、1週前追いの11日はDコースに入ってハード内容を消化。5Fから一気に加速し道中は13秒台のハイラップ。直線に向いてもスピードが落ちず5F63秒4-3F37秒5-1F12秒9の好タイムで駆け抜けた。多少馬場の内めを回ったにしても、久々にDコース追いでの強く追い切れたのは調子が上向いてきている証。このひと追いで馬体もキッチリ絞れてくるはずで、当日は490キロ前半の馬体重で挑める。昨年は離された3着といえ、直1000m戦でも十分に通用するスピード能力を発揮しており、体調さえ戻ってくれば昨年以上の好走は十分に期待できる。サマーD3度目の挑戦でも本領発揮。

◆日曜札幌11R・札幌日刊スポーツ杯(1600万下)
・テイエムオオタカ
 7月8日に美浦から函館へと移動。「やはリウッドコースで仕上げたい」ということで函館にとどまり、札幌へは前日移動でレースに臨むこととなる。前たの福島戦(バーデンバーデン)は、1600万の身分でオープンに挑戦という形(夏の条件移動で降級)。そのわりに56キロとハンデが見込まれたため、結果として2着と敗れたが、それでも十分にスピード能力の高さは示した形。自己条件+得意の洋芝+先行型有利の開幕通の馬場なら、アッサリと逃げ切れる公算が大きい。

◆土曜新潟9R・村上特別(500万下)
・サトノフローラ
 前走後は得意の新潟に目標を変えて、リフレッシュ放牧。1週前はウッドチップで68秒0-38秒5、単走でも最後まで気を抜かず、余力十分に小気味良い走りを披露。近走は馬体維持に苦労していたが、丸みのあるフックラした体で、好状態をアピールしてきた。昨年は500万を勝った直後、51キロの軽量とはいえ関屋記念に挑戦して3着。とにかく新潟コースとの相性が良く、降級戦にもなる今回は負けられない一戦になる

◆土曜中京10R・香嵐渓特別(1000万下)
・ビレッジペガサス
 前々走の500万下を1年4か月ぶりで好位から楽々抜け出して快勝。そして昇級した前走は、テンションが少し高かったこともあり出負けした馬の後に入れた。しかし前がバラけず最後に伸びたものの脚を余した形で5着。その後も休ませることなく入念に乗り込まれ1週前の調教では、格下オフショアを4Fから1秒1追走して52秒4-上がり37秒1を迫力満点の走りで計示。ひと息入れたが態勢は万全。スタート5分なら差し切り濃厚。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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