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キーンランドC、新潟2歳S、エルムSなど

  • 2013年08月19日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜函館11R・キーンランドC(GIII)
・シュプリームギフト
「前走(UHB賞9着)は外を回った分最後自分で走るのをやめてしまった印象。馬込みで我慢させた方が終いの脚が活きるタイプだし、今回はそういう競馬をしてもらいたいですね。レース後もダメージなく来ているので中1週でも問題ありませんし、力のある馬なので改めて期待したいですね」(須貝調教師)

・ストレイトガール
「前走(UHB賞1着)は直線前が開いてからいい伸びだったし、レース翌週には馬体が増えていたぐらいで回復が早かったですね。滞在競馬の効果と充実期がマッチして思った以上に力をつけてきています。コンスタントに使ってきていますが、中1週でも心配していませんよ」(田中調教助手)

・パドトロワ
「前走(アイビスSD10着)は他馬に寄られてスムーズさを欠いた場面がありましたし、斤量の59キロも響いたと思います。レース後は函館競馬場に戻って調整していますが、大きなダメージはなく順調に調整できていますよ。だいぶ前向きさが出てきていますし、今回は斤量も57キロになりますから、巻き返してもらいたいですね」(鮫島調教師)

・ファインチョイス
「前走(UHB賞2着)は勝ちパターンだっただけに残念な競馬でしたが、レース運びは完璧でしたし、悲観する内容ではありません。元々気性に難しいところがある馬ですが、滞在競馬の効果で集中できていますし、中1週でも前走以上の状態に持っていけると思っています」(野見山調教助手)

◆日曜新潟11R・新潟2歳S(GIII)
・ハープスター
「前走(新馬戦1着)は厳しい場面もあったけれど、期待どおり強い勝ち方でした。レース後もイレ込むようなことはなく順調に調整できていますよ。結構楽をさせてきたので1週前はビシッとやりましたが、動きは上々。暑い時期でもカイバ喰いがいいし調教後もケロッとしているように心臓が強い馬。距離が延びるのもプラスになるはずです」(松田博調教師)

・ピークトラム
「前走(未勝利戦1着)は安心して見ていられるレースでしたね。オンとオフの切り替えが上手で、普段は落ち着いているのに馬場に入るとシャキッとしてくれます。イレ込みもないし、レースぶりも良化していますから、このメンバーでどんな走りを見せてくれるか楽しみですね」(橋口調教師)

・モズハツコイ
「前走(未勝利戦1着)はスピードの違いを見せてくれましたし、時計も速くて強い競馬だったと思います。レース後も順調に来ていますし、1週前追い切りも終い重点にいい動きでした。初戦のように中団で折り合うこともできますし、距離延長も心配していませんよ」(牧田調教師)

◆土曜函館11R・エルムS(GIII)
・ブライトライン
「前走(マリーンS1着)は自分から動いていって強い勝ち方でしたし、時計も速かったですね。レース後はいったん放牧に出してここを目標に帰厩。1週前追い切りでもいい動きを見せていましたし、順調に来ていますね。芝でも重賞を勝っているように能力の高い馬ですし、ここでも期待しています」(鮫島調教師)

・フリートストリート
「前走(安達太良S1着)は強い内容でしたね。レース後は栗東で調整して函館へ。以前に比べて全身を使って走れるようになってきてフットワークが大きくなりました。函館コースは初めてですが、前走で小回りを経験していることがプラスに働きそうですし、相手は強くなりますが楽しみです」(松田調教助手)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜新潟11R・新潟2歳S(GIII)
・イスラボニータ
 本格的な調教は先々週からだが、古馬に引けをとらない力強い伸び脚で、全く重さを感じない動き。牧場でも十分乗りこみ、力は出せるデキと思える。前走は大きく出遅れながら、直線で楽に抜け出すという、豪快な勝ち方。バネを効かせた走りっぷりは、他馬との次元の違いを感じさせた。まだ若さは残るが、ポテンシャルは一級品と思えるもの。ここでも好勝負できるはずだ。

・ウインフェニックス
 牡馬にしては450キロ台と小柄な馬だが、調教を控えることはなく、意欲的な内容を消化。1週前はウッドチップで54秒0-39秒5。終い重点に3歳未勝利馬と直線でビッシリと追い比べ、1馬身差をつけてゴールイン。追ってからの反応・伸び脚ともに鋭さ満点、競馬を2度使ったことで、さらに大きな上積みを見せている。前走は小回り福島で出遅れ・スローペース・外々追い上げと、数々のロスを克服しての勝利。末脚の確かさは折り紙つきで、新潟外回りコースは大歓迎。状態面の上積みも大きく、狙い撃ちする。

・マーブルカテドラル
 6月のデビュー戦快勝後ひと息入って2か月ぶりの実戦となるが、14日の1週前追いで重さを感じさせない鋭い内容を消化。古馬500万ミラクルルージュを6Fで1秒6追走から、ゴール手前軽く仕掛け併入。6F83秒3〜3F39秒0〜1F13秒1の時計は平凡でも、大外を回ったわりに脚どりがシャープで、遅れ気味だった初戦の動きに比べ数段上の内容。このひと追いで気合いがグーンと上向いており、あとは直前追いで終い重点のケイコが消化できれば万全の状態に仕上がるはず。デビュー戦は牝馬限定・時計的にも平凡だったが、一瞬の決め手。非凡なレースセンスが目立っており、能力的にも水準以上は確か。流れに左右されない脚質から、新潟外回り1600mも適条件。

◆土曜新潟11R・朱鷺ステークス(OP)
・サクラゴスペル
 前走の安田記念。2か月半ぶりのうえ久々のマイル戦。中団から直線で内を突いて最後までしっかり伸びて0.4差の5着。昨年暮れからの地力強化を確実に証明。今回も2ヶ月半ぶりのレースになるが、急ピッチで乗り込まれ、1週前の調教は1600万のステラウインドを5Fから1秒追走し、ゴール前でビシッと追い67秒3〜上がり37秒5のタイムで1馬身ほど先着。気性の勝った馬で、すでに馬体は仕上がり直前に1本追えば9分以上のデキで臨める。スプリンターズSのステップレースにしてもオープン特別で負けられない。

◆土曜新潟9R・古町特別(500万)
・ガーネットチャーム
 チークピーシーズを初めて着用したこともあって、前走はグンと集中力がアップ。惜しくも結果は2着だったが、最後までキッチリ伸びて、勝ち馬とはハナ差の大接戦だったのだから、負けて強しと言える内容。夏場に強い牝馬ということもあって、心身ともに充実している。この中間も北馬場と坂路併用の乗り込みだが、たっぷりと間隔をあけたローテーション(中3週)で、まずは文句のない仕上がり。1000万でも勝負になる実力の持ち主。ここでキッチリ決めて昇級したい。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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