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スプリンターズS、札幌2歳S、シリウスSなど

  • 2011年09月26日(月) 18時00分
【栗東トラックマン情報】
◆日曜中山11R・スプリンターズS
・エーシンヴァーゴウ
「前走(セントウルS、1着)はスムーズなレースができました。前半うまく脚を溜めることができましたし、直線も馬群を割って伸びてくれて、勝ち気な性格がいい方に出たように思います。レース後は1週間ほど楽をさせましたが、思ったほど疲れがなかったので出走を決めました。今回はGIで相手も強くなりますし斤量も定量なので楽ではありませんが、引き続き状態はいいので頑張ってほしいですね」(小崎師)

・カレンチャン
「2走前の函館SS(1着)は休み明けで本来の状態まではひと息。それでもしっかりと勝ち切ってくれました。前走(キーンランドC、1着)は八分のデキでしたし、期待どおりのレース。ほんとうに馬がしっかりしてきていると思います。レース後は函館で1週間ほど様子を見てから帰厩。その後も順調に調整できています。レースには万全のデキで送り出せそうですし、期待していますよ」(安田調教師)

・ダッシャーゴーゴー
「前走(セントウルS、3着)は外枠から外を回らされて少し掛かり気味だったこともありますし、それを考えれば僅差の3着ですから、悲観する内容ではなかったと思います。休み明けを叩いて順当に良化していますし、調教でも相変わらず迫力のある動きを見せており、上積みは見込めると思います。スムーズな競馬ができればいいレースができるはずです」(安田調教師)

・パドトロワ
「前走(キーンランドC、3着)はスタートで少し遅れた分、外を回らざるを得なかったことが大きかったですね。レース後は栗東に戻して調整。輸送による疲れや熱もなく、順調に調整できています。1週前追い切りもいい動きでしたし、徐々に仕上がってきていますよ。前々で競馬ができるタイプだし、坂も苦にしないので中山コースは合っていると思いますから、期待して送り出したいですね」(鮫島調教師)

◆土曜札幌11R・札幌2歳S
・グランデッツァ
「デビュー戦(2着)はゲートがゆっくりで後ろからのレースになってしまったが、最後はさすがという脚を見せてくれたし、前走(未勝利戦1着)はゲートも普通に出て楽な競馬。まだ素質だけで走っている感じでした。レース後のダメージはありませんし、センスが高い馬だからね。ここでも楽しみですよ」(堀部調教助手)

・ゴールドシップ
「前走(コスモス賞1着)は、抜け出してからフワフワして最後詰め寄られましたが、もっと離して勝てるだけの手応えは十分ありましたからね。レース後もリラックスした様子ですし、順調に調整できています。使いつつ良化していますし、反応も良くなっていますから、重賞のメンバー相手でも楽しみです」(山田調教助手)

・マカハ
「デビュー前の調整からは初戦向きという感じは受けなかったのですが、それでいて強い勝ち方をしてくれましたからね。能力は高いと思います。ここまで順調に調整できており、不安のない状態です。初戦負かした2、3着馬がすぐに勝ち上がっていることを考えてもレベルの高い新馬戦だったと思いますし、重賞でも期待しています」(五十嵐調教助手)

◆土曜阪神11R・シリウスS
・タガノロックオン
「前走(オークランドRCT、1着)は道中かかり気味に進みながらも最後はしっかりと押し切ってくれた。コンスタントに使ってきているけれど、これ以上間隔を開けても京都開催には適鞍がないのでここへ。レース後の疲れは見せていないし、順調に乗り込めていて体調に不安はありませんよ。距離は1ハロン延びるが、スムーズに運べれば対応できるでしょう」(松田博調教師)

・フサイチセブン
「前走(阿蘇S1着)は期待どおり強い勝ち方でした。レース後も順調に調整できています。調教の動きは目立たないタイプですが、いい雰囲気で乗り込みを続けていますし、好調をキープできていると言っていいでしょう。前々で競馬ができますし、しぶとく脚を使える馬ですから、阪神の2000mはいい条件。元々能力は高い馬ですし、ここでも期待しています」(松田国調教師)

・ヤマニンキングリー
「前走(朝日CC4着)は、斤量の58キロが堪えたのか、最後のひと押しが利きませんでした。それでも内容は良くなってきているし、状態はいいですね。今回はハンデ戦ですから、それほど斤量も背負わされることはないでしょう。ダート替わりでこの馬の新たな面を引き出せればと思っています」(河内調教師)

【美浦トラックマン情報】
◆日曜中山11R・スプリンターズS
・ケイアイアストン
 前走札幌のキーンランドC(4着)を叩いた後は美浦に戻り入念な乗り込み。21日の1週前追いは台風の影響で時計がかかる馬場状態になった南ウッドに入り単走追い。6Fから長め、そして馬場の大外を回りながら83.5-3F40.1秒の時計をマーク。特にラスト1F各馬バテが目立つ中を、12.8秒で駆け抜けた動きは前回時とは一変の切れを見せつける好内容。これで最終追い切りは5F67秒前後、1Fをもう一度キッチリ追ってくれば万全のデキになることは確か。6月の中山1200m、バーデンバーデンCを好時計で勝ち上がっているように、今の高速馬場、一瞬の切れ味優先の展開は大きな味方となるはず。スンナリ3、4番追走ができる流れに乗れれば大金星の可能性も…。

・サンカルロ
 前走時が久々のわりに仕上がった馬体だったし、関西への輸送の後だけに1週前追いは多少控えぎみだが、好気合いで素軽さ満点の動き。叩かれて明らかに良化している。その前走も、久々で行き脚がつかなかったぶん、位置取りが悪くなったが、それでも0.2秒差と、能力は示してくれた。レース慣れした今回はスンナリ折り合えるはずだし、どんなコースでも確実に脚を仕える馬。坂で先行勢の脚が鈍れば、一気に差し込む。

・フィフスペトル
 1週前はウッドチップで73.6-44.4秒、馬場を軽く回ってきただけの内容だが、それでも目立つのが気合い乗りの良さ。折り合いを欠くわけではなく、グッと首を下げた闘志満々の姿は迫力満点。休み休みでなかなか軌道に乗れなかったが、夏を越し、本格化気配を見せている。久々の1200が鍵だが、スピード負けの心配はなく、タメて爆発させる末脚の破壊力はさらに増してくる。状態、条件とのにピタリと合い、外国馬が相手でも各負けはしない。

◆日曜中山9R・芙蓉S
・サトノギャラント
 先々週勝ち上がったばかりだけに、さすがに控えぎみだが、馬体、気合いの良さが目立ち、反動なく好調子をキープしている。前走はインでジックリ我慢する競馬で、直線前が開くと一気に突き抜けた。レースぶりの良さが目立ったし、母譲りの鋭い決め手、馬っぷりの良さはクラシックを期待させるもの。ペースが速くなる千六は、レースがしやすいだけに、ここも通過点にしたい一戦だ。

◆日曜中山10R・勝浦特別
・アイスカービング
 ここは4月以来の実戦となるが、北馬場と坂路併用で乗り込まれて重め感のない仕上げ。もともと久々は苦にしないタイプで、ひと追いごとに戦闘モードに。以前あった非力感も薄れてグンとパワーアップしており、急坂の中山も問題ないだろう。実績どおり、このクラスでは互角以上の能力があり、あとは展開ひとつ。前半脚をタメての直線強襲型なので、やはり先行型が激しくやり合う流れが理想といえる。

◆土曜中山9R・市原特別
・ケイアイカイト
 前走のフィリピンT。十分にケイコを積まれたとはいえ、骨折明けで5か月ぶりのレース。離れた2番手から早目に逃げ馬を捉えに行って直線先頭。そのまま後続を振り切り好時計での勝利。3/4馬身差でも着差以上に強い内容。札幌から帰厩後も休ませることなく順調に乗られ、1週前の調教では格上プレイと6Fから積極的に追われ、80.7-上がり40.9秒の時計でケイコ駆けのプレイを1.3秒突き放した。さらに勢いを増し、連勝の可能性十分。

◆土曜中山10R・鎌ケ谷特別
・ソウルフルヴォイス
 前走のむらさき賞は、その前の福島牝馬Sが3着で2番人気に推されたが、抜群の手ごたえで直線を向いたものの伸びを欠いて9着と大敗。不良馬場に脚を取られたためで参考外と見た。今回は5か月ぶりのレースになるが急ピッチで乗り込まれ、1週前の追い切りでは終いピシッと追い5F66.0-上がり37.8秒。今週はポリも時計がかかり優秀なタイム。仕上がり早の牝馬で直前もう1本追えば態勢は万全。1000万への降格なら緒戦から必勝。

・マルタカシクレノン
 距離が延びた前走。陣営としても半信半疑だったようだが、スムーズに折り合いがついて着差以上の快勝劇。その後は2週目のセントライト記念出走も考えていたほどで、ここにきての充実ぶりは目を見張るものがある。この中間も北馬場と坂路併用の仕上げだが、どっしりと落ち着いて以前とは別馬の感。これなら1000万でも即通用可能だろう。コーナー4回+距離短縮も歓迎材料。強気の先行策で結果を出したい。

◆土曜中山11R・韓国馬事会杯
・プレイ
 久々の前走は追い不足で息切れしたので、この中間はハード調教を消化。先週の水曜日のウッドチップは、前日からの雨で相当馬場が重くなり、バテる馬が続出。そんな馬場状態の中、6ハロンから13秒台で飛ばして、81.5-68.3-42.2秒。当然、この馬も直線バテたが、これだけ目一杯に追われた内容が良く、今回は息づかい&スタミナが本来のものに戻ってくる。弥生賞2着、NHKマイルC5着と、準オープンクラスでは素質断然。マイルに距離短縮は大歓迎、強い競馬を見せる。

・カゼノグッドボーイ
 6月の阪神ストークスS、5着以来3か月半ぶりの実戦となるが、美浦に戻ってから9月11日、14日、18日、21日と計4本の追い切りを消化。21日の1週前追いは南ウッドコースに入り2歳未勝利馬との併せ馬。相手なりのため5F68.9-3F40.0秒の時計は平凡だったが、手応え十分。そして、切れ味を感じさせる走りで9分通り仕上がってきた。あとは最終追いで息使いを整えるため、ラスト1Fをキチッと追ってくれば好状態になること確か。1600戦での実績は今一歩だが、前走で見せつけた強烈な末脚から、展開が向けば十分に克服できるはず。高速馬場でも後方でジックリ待機し、ラスト300mの勝負に徹すれば大駆けも可能。

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美浦・栗東トレセンから重賞出走馬を中心に陣営の談話、中間の動きをレポート

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