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【マイルCS・東スポ杯2歳S予想】群雄割拠の秋のマイル王決定戦 東西重賞の有力馬の調教内容をジャッジ

  • 2023年11月15日(水) 18時00分

先週は◎的中! 今週もいい波に乗りたい


 先週のエリザベス女王杯。ブレイディヴェーグに◎を打つことができて、単勝が的中して、なんとか今秋のGI回収率の数字を少しは上げることができましたが、2着3着はほぼノーマークだったといってもよい馬。それでも単勝人気5番人気2着、3番人気3着ですから、馬券的には平穏といってよい結果でしょう。馬連や3連複を的中することはできませんでしたが、的中することが大切だったかなと自己保身しております(笑)。

 そして、今週はマイルCS。本命候補は絞れていますが、今回も相手の序列をどうするか、すごく悩んでいます。せっかく先週から年末までGIが続くタイミングで、その初戦を的中させることができたわけですから、この波、継続させていきたいです。

【東スポ杯2歳S/ガイアメンテ】

 札幌2歳Sは戦前から懸念されていた折り合い面の不安が出ての6着という分析が一番妥当なような気がします。中3週で現地で芝かダートしかない馬場での追い切り。追い切り本数自体もたった2本でしたし、調教の側面から見れば度外視できる一戦です。

 今回は栗東ですから、坂路での追い切りも併用して、週中はCWでの併せ馬。これが折り合いをつけて、ラップ的にもラスト1Fが最速になる、きれいな加速を踏めています。特に1週前追い切りはショウナンバシットがうまく先導してくれたこともありますが、ラスト1Fが11.2秒。すごく良い調教内容を消化できている今回だけに、前走だけで見限るわけにはいきません。

調教Gメン研究所

東京スポーツ杯2歳Sに向けて調整されるガイアメンテ(11月15日撮影)


【東スポ杯2歳S/ミカエルパシャ】

 決して多くない追い切り本数での新馬勝ち。そういった意味での上積みがある今回ですが、まずはレース間隔があいた点について。今回は追い切り本数がすごく豊富になっているので、久しぶり自体が心配ないですし、むしろ初戦よりも上積みがある状態。

 CWでの追い切りの時計は前走の方が速かったと思いますが、質は前走以上といってよいでしょう。最終追い切りの坂路でのラップの踏み方も優秀。それでいて、4F51.9秒は自己ベストを更新していますから、あとはこの馬の能力が重賞でどこまで通用するかというところでしょう。

【マイルCS/セリフォス】

 昨年の覇者、ではありますが、昨年とは違うローテーション。休み明け自体は好走しているタイプですが、同じレースに対して、中3週と5ヵ月半ぶりでは大きな違いがあるため、ここが頭を悩ませるところ。ひとまず、ここでは純粋に調教内容の評価だけしてみます。

 10月中旬から栗東で追い切りを開始していて、調教量は十分。そして、やっぱりGIホースだと感じた動きが1週前追い切り。CWでの3頭併せだったと思いますが、馬のリズムを優先して、後半は単走になりましたが、最後の直線の11.5秒から10.7秒はこの馬らしさなのかなと思います。決して悪くないイメージを持って確認した最終追い切り。CWで併せ馬を課して先着はマイルCS、安田記念と同じパターン。ラップ的にも申し分なく、久しぶりをマイナスに考える理由はなさそうです。

調教Gメン研究所

マイルCSに向けて調整されるセリフォス(写真中央、11月15日撮影)


【マイルCS/シュネルマイスター】

 マイルCSは3年連続の出走。2着、5着という成績ですが、まず1週前追い切りとしては、2着時が美Wで併せ馬を課していましたが、5着時は美Wで単走。今回は併せて一杯に追われてはいましたが、先着という内容ですから、好走時と同じといってよいでしょう。

 そして、マイラーズCの時と同じく、先週の追い切り後に栗東へ移動しての滞在調整。週末に坂路で時計を出し、最終追い切りはCWで単走。正面から入場しての追い切りでしたが、勢いよく2コーナーを回っていって、6F標識の通過時が速いラップ。その後も14秒台で、ラスト2Fは12.6秒から11.8秒。前半のラップから考えると、これで十分だと思います。

調教Gメン研究所

マイルCSに向けて調整されるシュネルマイスター(11月14日撮影)


【マイルCS/ソウルラッシュ】

 たっぷりと追い切りを積んだ前走がきっちり勝利。そこからレース間隔をあけて、ここへ向けて調整してきましたが、1週前追い切りのCWでの動きは主観的には文句なしでした。ただ、客観的には京成杯AHの1週前追いの方がラップの踏み方はよくて、ここをどう評価すべきか、少し悩みながら最終追い切りの内容を待っていました。

 最終追いは坂路。ラップが14.1秒、14.4秒、13.1秒、12.2秒。テンがちぐはぐラップになるのはすごく珍しいこと。少し気持ちが前向きすぎるのかなと感じたのが、14日の調整でしたから、ここの連動でいくと、ちょっと前掛りになっているところが気になります。3F目が13秒台というのも安田記念の最終追いと同じなので、気になっています。

調教Gメン研究所

マイルCSに向けて調整されるソウルラッシュ(11月14日撮影)


◆次走要注意

・11/12 黄菊賞【ウールデュボヌール】(3人/2着)

 札幌2歳Sが向正面でついていくことができないようなレースになっての惨敗。そのシーンが再びなのか、と思わせるところもありましたが、そこからきっちり加速できたのが今回。川田将雅騎手との手が合うのはもちろんでしょうが、馬自身も追い切りで見せている動きがレースでも発揮できたと思います。この経験は今後の糧になるはずです。

[メモ登録用コメント] [芝中距離]最終追い切りがCWで併せ同入か先着なら勝ち負け

◆開催おすすめの調教適性

<東京芝1800m>
◎追い切り本数が標準以上の併用系統の調教タイプ
○週末追い切りが美浦坂路で2F28.0秒以下で4F目最速ラップ
○最終追い切りが美Wで併せ追走同入先着

 これは昨年の秋開催を参考にした調教適性。◎に関しては、今開催でも好走中ですが、最終追い切りが坂路で4F目最速ラップを踏んだ馬が2着3着に人気薄好走を見せているという状況もあるだけに、そこも少し考慮した方がよいかも知れません。

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調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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