日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
第1週の古馬の中山金杯が1分59秒0(59.3−59.7秒)の決着で、古馬1000万の初日の出賞が2分00秒8(60.5−60.3)というのが今季の馬場コンディション。これを基準に...
逃げた5歳ゴーステディのペースは1000m通過59秒3。このくらいのペースで引っぱってくれるともっとも時計が速くなる。また、逃げたゴーステディ自身も1分59秒1の好時計でギリギリ3...
3着にとどまったとはいえ、武豊騎手=トゥザヴィクトリーに翻弄された2500mだったというのが、レースが終わった直後の感覚だった。逃げるとは決めていなかっただろうが、好スタートを切っ...
勝ち時計は1分07秒8。コースレコードはもちろん、2歳馬の1200mの日本レコードだった。この日、1000万条件の芝1600mに1分33秒4が記録されたり、準オープンの芝2500m...
1分33秒8の勝ち時計は、97年グラスワンダーの1分33秒6に次ぐ史上2位の好時計だった。例年より馬場状態が良かったこともあるが、この勝ち時計で上位は大接戦。6着のシベリアンメドウ...
過去、1分34秒6で勝ったのが96年メジロドーベルと、昨2000年のテイエムオーシャン。それに94年のヤマニンパラダイス(この日はエリカ賞を制したヤマニンセラフィムの母)の1分34...
レースの結果を伝えるふつうの新聞には載っていない、これまで21回のジャパンCの結果のうち、今後も役に立ちそうな記録をまとめておこう。これまで21回、日本の馬は合計142頭がジャパン...
おそらく今年は速くならない。ペースでいうと(46秒5−46秒5)ぐらいの平均ペースだろうと考えたが、実際は(47秒3−45秒9)というスローだった。ここ数年、95年以降はずっと、前...
それにしてもサンデーサイレンス産駒と、武豊騎手のコンビはすごい。トゥザヴィクトリーが差す形をとったのは、もうデビューして17戦目、5歳の秋にして初めてだった。詰めの甘さを補うため、...
夏の札幌で3連勝してきたキタサンヒボタン(父フジキセキ)が、安定したレース運びで4連勝を飾った。夏の札幌当時はソエに悩まされていて、調教は角馬場中心でいつも軽め。3連勝もしながら一...
62秒2-59秒8という実質マイル戦のような流れが味方したのは確かだろう。また、外へ外へとヨレたのが、この日の重馬場で外だけが伸びる芝を味方にしてしまったこともある。が、4歳アグネ...
きわめて古典的な波乱で決着のついた3000mだった。長距離の逃げ馬は怖い。これはもう誰でもわかっている。マイネルデスポットは逃げ宣言をしていた。ただし、マイネルデスポットは明らかに...
毎年のように万馬券になっていたから、秋華賞はどんな結果になるのが順当なのかわからなくなりそうだったが、たぶん今年のような結末が本来の順当なのだろう。1分58秒5の時計は文句なし。勝...
メンバーが揃っていたのはもちろん西の京都大賞典。だが、失格事故があり、レースの結果をどう評価するか非常に微妙だ。7歳ステイゴールドは斜行失格とはいえ、テイエムオペラオーに先着してい...
春のG1高松宮記念に続いて、今度は1200mのG1を1分07秒0のコースレコードで快勝。早くも今年の最優秀スプリンターの座を確定的にするトロットスターの快勝だった。10着のゼンノエ...
注目のエアエミネム(父デインヒル)が好位から抜け出し、これで4連勝となった。勝ち時計の1分59秒5は、76年のトウショウボーイの1分58秒9に次ぎ史上第2位。前半の1000m通過6...
新星台頭の期待されたセントライト記念を制したのは、立て直してきたシンコウカリドだった。シンコウカリドは春の皐月賞を4着に入っている。ダービーにも出走していた春の実績上位馬だから春の...
ゼンノエルシドの勝利は、2つの点で大きな意味がある。1つはこの秋、ちょっと層の薄かったマイル路線にやっと新星が加わったこと。それもただの新星ではなくAランクの期待馬だ。もう1つは、...
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