レコード勝ちのコースでコパノリッキー/マイルCS南部杯
◆コパノリッキーなど有力中央勢が登場
コパノリッキーはアメリカのブリーダーズC遠征をやめてこの秋も日本に専念。盛岡コースは、距離が違うとはいえ、2年前のJBCクラシックでレコード勝ちした舞台。その年の帝王賞(2着)は夏負けの症状があり、それ以来の休み明けだった。それを思えば今年は、かしわ記念、帝王賞とJpnIを連勝し、順調に来ている。今回、武豊騎手は京都大賞典でキタサンブラックに騎乗するため、一昨年の東京大賞典以来となる田辺裕信騎手に戻る。一昨年のJBCのような思い切った逃げに出るのかどうかも見どころ。
このレース3連覇がかかるのがベストウォーリア。ここまでGI/JpnI勝ちは南部杯の2勝だけ。とはいえ一昨年はGI/JpnI馬がいないメンバーで、昨年も9歳のワンダーアキュートに大井のハッピースプリントが相手。対して今年はホッコータルマエ、コパノリッキーという現役ツートップが出走と、格段にメンバーのレベルが上った。得意の舞台でそのメンバー相手にどんなレースを見せるか。
アスカノロマンは、帝王賞では3番人気とある程度期待され2番手を追走したものの、4コーナーですでに手ごたえがなく、差のある6着。とはいえその前走に目をつぶれば、フェブラリーSでコンマ2秒差の3着などレベルの高い走りを見せていた。帝王賞惨敗で人気を落とすなら馬券的な狙いとしてはおもしろいかもしれない。
ホッコータルマエは本格化して以降の秋初戦が、2013年南部杯は1番人気で2着、2014年JBCクラシックは4番人気で4着、2015年JBCクラシックは1番人気で3着と、期待ほどの結果を残せていない。使われてよくなるタイプで、ここは△まで。
吉原寛人騎手が鞍上となったレーザーバレットは、昨年のJBCスプリント(4着)以来のJpnI挑戦。近年は1200mまたは1400mのみを使われ、2年以上ぶりのマイル戦。このメンバー相手にどこまでやれるか。
地方勢は、グレード実績があるのが中央在籍時にアンタレスS勝ちのあるナムラビクターだけというメンバーではいかにも厳しい。
◎コパノリッキー
◯ベストウォーリア
▲アスカノロマン
△ホッコータルマエ
△レーザーバレット