日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
人気の誘惑、オッズの魔法使い、競馬には気をそそるものが沢山あります。これに今では、3連単のワナが待っています。レース検討もさることながら、当日自分の頭をめぐるものは、これらのことば...
以前に比べ、今の競馬は馬場コンディションにナーバスになっています。色々な理由があるでしょうが、そのひとつには、レースのスピード化があるのではないでしょうか。そのスピードが、レースで...
上半期の締めくくりの宝塚記念が、正にどんでん返しの結末、競馬は本当にムズカシイものです。改めて、レース連覇が如何に至難であるか、また半年ぶりの実戦がどれだけ大変であるかを知らされま...
新馬戦がスタートしました。一昨年前からワンチャンスになった新馬戦の価値は、明らかに大きくなりました。「出走する以上は」の意気込み、当然あります。新馬勝ちすれば、以後の戦いの見通しは...
もうひとつの競馬、ダートの交流重賞の行方は常に気になるところです。今年は全部で50レース、そのうち中央では13レースあります。このところの変化と言えば、最大59レースあったレース数...
200名とも言われた香港からの競馬サポーターのお陰もあってか、安田記念は盛況のうちに終りました。スタンドに陣取った彼等の"加油(頑張れ)"の声援。これぞ国際競走の雰囲気が一杯でした...
空飛ぶディープインパクト。直線は力が入りました。強い馬が強い勝ち方をするという競馬の理想の姿を見た思いです。ナリタブライアンの完璧な勝利の再現であり、シンボリルドルフ以来の無敗の三...
強い馬が強い勝ち方をしてくれる、これが競馬から得られる爽快感でしょう。今年のクラシックは、どれもがそんなレースの連続でした。もちろん、ダービーもそうあってほしいし、そうなることでし...
レース予想を覆すもの、それは様々あります。昔からよく言われてきたことで、それとはっきり分かるシーンが、前日の京王杯スプリングCでありました。良馬場で明らかに速いタイムが考えられる馬...
ラインクラフトの変則2冠達成という新しい春のあり方が、今年もまた見られました。昨年のキングカメハメハといい、NHKマイルCの存在が一寸気になります。マイルはその馬の力を見る基準にな...
長距離戦ほど、騎手の思惑がちらちらするので、それをどう読み取るかなんですね。冷静にその一点を見つめていれば、春の天皇賞を的中させられたかというと、とてもそんなはずは無いでしょう。し...
メインスタンドが完成した東京競馬場。まだ第3期工事を残しているので、不完全ではあるのですが、以前に比べれば、かなり楽しいスタンドになりました。さて、皆さんの定位置はどう決まるでしょ...
単勝支持率が63パーセント、あのナリタブライアンが49.9パーセント、アグネスタキオンが59.4パーセントで、それを超えるディープインパクトの人気でした。皐月賞史上最高の支持率は1...
西でも東でも、公営から中央に乗りに来る騎手の活躍が目につきます。それでも東西の事情は少し異なっていて、大井や船橋からの参戦はそれほど多くはありません。ニュージーランドTをマイネルハ...
クラシックシーズンの到来、競馬が一番輝く時です。春、牡牝4つのクラシックレースの先陣を切る桜花賞は、一瞬にして散る桜の儚さに似ています。人気に応えて勝てたにせよ、その先オークスで磐...
目標は春の天皇賞出走と日経賞に臨んだコスモバルク、今度は宿願の芝のG1制覇と高松宮記念を戦ったメイショウボーラーと、ともに予想外の大惨敗、人間の思い通りにはならないものです。去年、...
岡部幸雄騎手の引退で、ひとつの時代が終わった感を強くしました。これで馬券を買いはじめた頃の騎手は一人もいなくなったと、友人は語っています。1967年から38年間、受けた印象は、ただ...
桜花賞の展望をするときがきました。阪神ジュベナイルフィリーズの1、2着馬が、年が明けて敗戦を喫したことで、今年の桜戦線に暗雲を見る思いでしたが、トライアルのフィリーズレビュー・ライ...
やはりタダものでなかったディープインパクトの強さ。弥生賞から皐月賞、ダービーという蹄跡がはっきり見えたと断言できそうです。待望したスター誕生、この春が楽しくなってきました。4角を回...
バランスオブゲーム、キーンランドスワンと6歳馬が健在です。それに、7歳馬のカルストンライトオも。以前の数え方なら、7歳と8歳です。この年齢の馬なら、これまでの付き合いも長く、それぞ...
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