日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
重賞が波乱の決着となる傾向は秋も続くのか夏のハンデ重賞らしく波乱はいつものこと。函館記念は馬連が発売開始された1992年から2001年までの10年間に、8回も馬連の万馬券が飛び出し...
黄金の旅程はまだまだ続くと信じて3場のメインの3連単は、函館「20万3870円」、阪神「82万6670円」福島「11万1330円」。勝ち馬は順に「2、5、3」番人気なのに、2-3着...
秋が楽しみな新星は名門牝系出身CBC賞の行われた阪神の芝は稍重に回復したとたん、断然「内枠の先行タイプ有利」だった。9Rの兵庫特別も、10Rの西脇特別も内枠の逃げ馬が快勝し、CBC...
年間の古馬GI勝利数で牝馬が牡馬を上回ることがあるかもしれない良馬場に回復していた芝は、10R前の土砂降りで再び滑るような稍重(渋った馬場)になっていた。この急変が大きく明暗を分け...
これから大きな未来が広がっている2戦【2-0-0-0】の成績で断然人気に支持されたカフェファラオ(父AmericanPharoahアメリカンファラオ)の圧勝だった。1分34秒9は、...
ベテランの好判断と若手の積極策が相見えた直線の攻防少し回復しかけた不良馬場が波乱を呼び、3連単421万9320円はJRAの重賞レース史上9番目に相当する大波乱となった。東京の芝は回...
目に見えない疲労が女王に暗い影を落とした打倒アーモンドアイ(父ロードカナロア)を果たしたのは、同じ牝馬の4歳グランアレグリア(父ディープインパクト)だった。安田記念がGIになって以...
求められるのはここ一番での確かな性能圧倒的な1番人気に支持されたコントレイル(父ディープインパクト)の、決定的な3馬身差の完勝だった。2007年ウオッカが「3馬身差」。2005年デ...
騎手のウデが光りどの馬も能力は出し切っている圧倒的な支持をうけたデアリングタクト(父エピファネイア)が、道中ハラハラさせるシーンを連続させながら、無敗のまま2冠達成。【4-0-0-...
歴史の「頂点」にその名を刻む可能性が高くなったアーモンドアイ(父ロードカナロア)の快勝を予測したファンも、さすがにノーステッキのままルメール騎手が軽く気合をいれただけで、うしろを振...
レシステンシアは恰好の的となったか昨年、2番人気のアドマイヤマーズで勝ったM.デムーロ騎手が、今年は9番人気の伏兵ラウダシオン(父リアルインパクト)で連覇し、NHKマイルC【2-1...
競馬は時計が全てではないが……人気の5歳フィエールマン(父ディープインパクト)が、昨年に続き天皇賞(春)3200mの2連覇を達成した。勝負どころの手応えは、ルメール騎手が「楽に差し...
1番人気が連敗し続ける不思議な世代レース全体の流れは「58秒6-60秒1」=1分58秒7。走りやすい絶好の芝とはいえ、2018年サトノワルキューレ(オークス6着)、2019年ウィク...
多様な戦歴を持つビッグレース勝ち馬が続出する時代午前中は重馬場だった芝は、土曜日とは一転の好天に恵まれ稍重に回復。1番人気のコントレイル(父ディープインパクト)が苦しい位置取りを克...
みんなさかのぼると19世紀後半の牝祖が同じ雨の重馬場を制したのは、もっとも少ない戦歴2戦2勝で挑戦したデアリングタクト(父エピファネイア)だった。種牡馬エピファネイア産駒の重賞勝ち...
傑出牝馬が活躍する時代はこれからも連続する1984年のグレード制導入後(84−2016年はGII、以降GI)、牝馬同士の1着、2着独占は1998年のエアグルーヴ、メジロドーベルに次...
決してレースレベルは低くない4頭が微差(同タイム)でゴール。10数分を超える長い審議の結果、初GI制覇となったのは5歳の快速牝馬モズスーパーフレア(父Speightstownスペイ...
1977年以来の特異的なペースだったスプリングSJRAの重賞で連対記録があったのは、人気のヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)だけ。先行型が少なくスローの流れが予測されたが、...
相手に競馬をさせないオーラを秘めた人馬なのかもしれない単勝130円の圧倒的な支持を受けた4歳サートゥルナーリア(父ロードカナロア)が、順当に抜け出して4歳初戦を飾った。ホープフルS...
クラシックローテーションの変遷とその如何コントレイル(ホープフルS1着)、サリオス(朝日杯FS1着)、クリスタルブラック(京成杯1着)、ダーリントンホール(共同通信杯)などが皐月賞...
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