日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
今週から各地で一斉に新馬戦が始まり、また、新しい戦いに気をそそられます。ダービーが終れば、次のダービーを目標にという競馬のサイクル、それが今年から、時を同じくしてスタートするように...
ひとつの願望がついえた安田記念の結果でした。エイシンプレストンの凱旋初戦、一番人気の示したものは、その勝利と海外G1・2勝馬の颯爽たる勇姿を迎えることでした。それによって、2度にわ...
私は新聞を全部保存しているので、皆さんがどんな予想をしたのか確認をさせてもらいます。ダービーが終って、言動には気をつけなければならないという教訓を得ましたと、タニノギムレットの松田...
ダービーだけは違うだろうと思いつつ、オークスまでのクラシック3戦を悔んでみないことには進めない気分です。桜花賞ではブルーリッジリバー、皐月賞ではノーリーズン、オークスではスマイルト...
早くから、大混戦、大混戦と騒ぎ立てられると、つい、そうなんだと思い込まされて仕舞います。そんなにオークスは掴みにくいのか、ならば、どれを応援しても可笑しくないということなのか。なん...
一番人気にはしないでくれという声が聞えてきそうです。皐月賞が終り、ダービー戦線に入っても、相変わらず、一番人気馬の敗退は続いています。プリンシパルSでは、モノポライザーが痛恨の3着...
出走したG1・3戦全てに勝利したマンハッタンカフェは、今後、G1ハンターの異名に一層光を増していくことでしょう。ステイヤーとしては現役最強馬、さらに、ひと回りもふた回りも強さに厚味...
人三馬七、以前よく言われた言葉です。人馬のレースに及ぼす力の割合は、馬の力が七分で騎手の腕が三分と、こう言い表してきたのです。それでも、大レースになれば、この比率も五分五分に近づく...
桜花賞と皐月賞、2つのクラシックレースになにがしかの共通点はと、そこに注目していたところ、いずれも2着に小島太厩舎が食い込むという結果でした。こうした根拠のまるでない考え方でも通用...
古い競馬ファンなら、同一厩舎の2頭出しは人気薄を狙えという格言らしきものを知っています。よくこの手で馬券を楽しんでいる筈ですが、まさかクラシックレースでこうは考えたくないというのが...
史上まれにみる大混戦、戦国桜花賞だからといって、必ずしも大波乱を呼ぶとはかぎりません。大混戦、つまり中心馬がいろいろに考えられて定めにくいということで、的中の難度が高く、その見返り...
高松宮記念は、スプリント界の新星ショウナンカンプが勝ちました。旧勢力を尻目に一気の逃げ切り、世代交代を強烈にアピールしました。短距離戦でありながら、逃げ一手では通用しなかったこのG...
年長馬の逆襲が続く中で行われる高松宮記念。アドマイヤコジーンもその一頭です。今年に入って東京新聞杯で勝ったのが、朝日杯で2歳チャンピオンに輝いて以来3年ぶりの勝利でした。このコジー...
3つのトライアルを終えた桜花賞戦線は、ほぼ出走馬の顔ぶれが見えてきました。断然、他を圧するものがいない、どうやら当日まで迷いそうです。混戦、混とん、どんな呼び方がふさわしいか考えて...
弥生賞を勝てば、その春の皐月賞、ダービー戦線の最有力馬と呼ばれます。今年は、バランスオブゲーム。このフサイチコンコルド産駒があらゆる検討の場面で姐上に載せられることになります。今か...
トウカイポイントが中山記念を、アドマイヤコジーンが阪急杯を勝ったことで、ちょっと気になることがあります。この2頭はともに6歳馬。2月終了現在で3歳戦を除く重賞は16、そのうち6歳以...
期待どおり、豪華メンバーの揃った今年のフェブラリーSは、確実にこの先の見えてくる結果でした。ペリエ騎手で連覇を狙ったノボトゥルーは3着、それでも昨年の勝ちタイムを上まわっていました...
幕をはね上げ、次から次へと登場する役者たち。ここまでのクラシック戦線は、重賞レース、オープンの勝ち馬をことごとく異にする凄まじさで、その勢いは止まるところがありません。きさらぎ賞を...
共同通信杯から、きさらぎ賞。クラシック前哨戦も確実に前へ進んでいます。早くから名のりを上げたものは、今はひと休み。3月が来るのをじっと待っています。クラシック戦線が面白くあるために...
先日、恒例のJRA賞の授賞式がありました。祝賀パーティーは昨年から立食形式になり、自由に動き回れるので話が弾み、時間が足りないくらいでした。今回特に目を引いたのは、年度代表馬ジャン...
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