JRA賞馬事文化賞受賞者・吉沢譲治が語る血統の真実とは?
吉沢譲治
日本軽種馬協会の総合種牡馬ランキング(JBISサーチ)を見て驚いた。3月7日現在、サンデー系の種牡馬がベストテンに7頭もいる。5頭ぐらいなら見慣れているが、7頭も見たのは初めてのよ...
中山記念のフェデラリストは強かった。母のダンスパートナーはサンデー初期の代表産駒で、オークス、エリザベス女王杯を勝った名牝である。むろん、母親としても大きな期待がかけられたが、つい...
1970年代のアメリカは、歴史的名馬が続々と誕生した。この「輝かしい名馬の時代」をつくり出したのは、ボールドルーラーだったと言っていいだろう。晩年の傑作セクレタリアトが、ベルモント...
ディープインパクトの勢いが止まらない。ヴィルシーナが先週のクイーンCを勝ち、3歳世代の重賞勝ち馬は、まだ2月の半ばだというのに、早くも7頭になった。翌日の共同通信杯では、ステイゴー...
先週のきさらぎ賞は、ディープインパクト産駒が3着までを独占した。3歳世代の重賞勝ちは、これで6頭目になる。初年度にがっかりさせておいて、2年目に大変身するのは、サンデー系のお家芸み...
1月のJRAの重賞は11レース組まれていたが、キングカメハメハ産駒が4レース、ディープインパクト産駒が3レースの固め勝ちをした。キングカメハメハの場合、サンデー牝馬に恵まれているの...
1月23日、JRA賞の授賞式に出かけた。前年度に活躍した人馬を、都内のホテル会場で表彰するものだ。馬の表彰部門は、年度代表馬を筆頭に10部門がある。近年、この表彰式では異様な光景が...
前走が10着以下だと、馬券は買いづらい。だが、そこに落とし穴が潜むことを、『2012中央競馬全重賞データバイブル』(メディアックス刊)は教えてくれる。有馬記念のページをめくると、こ...
シンザン記念をジェンティルドンナが勝って、ディープインパクト産駒の重賞ウイナーは10頭目になった。生産牧場の内訳は、6頭がノーザンファーム、2頭が社台ファームとなっている。つまり、...
昨夜、有馬記念の予想会を兼ねた忘年会に出た。参加メンバーは8人。その中でペルーサを推したのは私1人である。ジャパンCの帰りに府中の飲み屋で、「ペルーサから買う人間は、その女に騙され...
6月にスタートしたJRAの2歳新種牡馬戦線も、あと2週を残すのみとなった。注目の新種牡馬チャンピオンは、ほぼダイワメジャーで確定している。6月19日、阪神の2歳新馬戦でダローネガが...
フォーティナイナーは現在、世界的にサイヤー・オブ・サイヤーズ(種牡馬群の父)の地位を築き上げ、北米や中南米で成功種牡馬が相次いでいる。面白いのはその多くが、競走馬としてはGII、G...
ブエナビスタから買うべきか、ペルーサから買うべきか。ジャパンCは悩みに悩んだ挙句、ペルーサを軸にした馬連とワイドのセットを買ってしまった。結果はブエナビスタが勝ち、ペルーサはどんじ...
遠征馬の格というものが、ジャパンCはあてにならない。むしろ外人ジョッキーをピックアップして買ったほうが、よく当たる。近年、遠征馬の質が低下していたせいでもあるだろう。だが、今年は凱...
エリザベス女王杯のスノーフェアリーは、勝つべくして勝ったと思うが、穴に買ったサンテミリオンのどんじり負けには参った。ミルコ・デムーロ騎手のレース後のコメントには、「返し馬の雰囲気も...
今年もエリザベス女王杯にスノーフェアリーがやってきた。残り1ハロンだけで、後続を4馬身も突き放した昨年の末脚は、まだ記憶に新しい。続く香港Cでも、凄まじい切れ味で強豪牡馬をねじふせ...
秋の天皇賞は、終わってみれば外人ジョッキーのワンツーだった。しかも、名牝ウオッカが樹立した従来のレコードを、1秒1も更新するおまけ付きである。乗った外人ジョッキーはピンナ、ベリー、...
最終コーナーをまくって早めに先頭に立ち、そのまま力で押し切る。菊花賞でオルフェーヴルは、これぞ真のステイヤーという勝ち方をした。優勝タイムはレコードにコンマ1秒差の3分02秒8。こ...
ホエールキャプチャはよくよく運に見放された馬のようである。桜花賞と同じく秋華賞も、外枠が仇となった。鞍上の池添騎手はレース後、「内が有利な馬場なのは明らかだったし、早目に内に入れた...
今秋、ローズSを控えた週のコラムにも書いたが、クロフネは完全に「メス血統」の特徴を見せている。中央の重賞(地方の交流G競走も含む)を勝った産駒は、これまでに9頭いるが、このうち牡馬...
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