日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
予測されたとおりの勝ち時計1分07秒3が記録され、前半32.0-後半34.4秒の流れも戦前に考えられた通り。カルストンライトオが行き、2〜3番手追走を理想としていたサイレントウィッ...
無敗の3冠馬まであと一歩となったディープインパクト。無事に夏を乗り切った時点でほぼ約束されたに近かったが、神戸新聞杯の独走をみると、改めて他のライバルとは次元が違っていた。スピード...
牡馬に比べるとトップクラスの牝馬は、その層が薄いのが一般的なパターン。したがって、レベルが低い場合はともかく、トップの牝馬がしっかりしていると、牝馬の方が勢力図の変動は少ないとされ...
見どころのあふれる好カードは予想された通りの大接戦になったが、直前の大雨で滑る芝。走りにくいコンディションが大きなマイナスとならなかった馬に味方したのだろう。勝ったマイネルモルゲン...
新馬の勝ちっぷり、中間の好気配(ダイナミックな動き)、さらにはスケール(将来性)からして、まず勝ち負け必至とみていたが、正直、ショウナンタキオン(父アグネスタキオン)が、これだけ圧...
逃げ、先行馬不在。タニノエタニティ(ズブいくらいの差し馬)が先導する形となり、予想された以上のスローの流れ。前後半の1000mずつが62.2秒-57.9秒という超スローの展開になっ...
発表は良馬場でも雨足が急に強くなって滑りやすい馬場。有力馬が休み明け。先週のクイーンS(牝馬限定)からの連闘馬が3頭もいたことなど、波乱の要素に溢れた今回だったが、上位5着までを9...
小倉のメイショウカイドウ(小倉の重賞4連勝、小倉8勝目)も、ワンモアチャッター(祖母シャダイチャッターに次いでの小倉記念連対)も、コース適性や平坦適性を示しての快走だったが、クイー...
画面を通してのパドックなので正確ではない部分も大だが、ゆったり見せて落ち着いていたモエレジーニアスに対し、断然の人気を集めていたアドマイヤカリブはずっとカリカリした状態。やけに落ち...
高速決着のスピード重賞はときに単調なレースになることも珍しくないが、今回は個性に溢れる馬の揃った18頭立て。直線で一転二転の激しいレースになった。流れは前後半が46.5-45.8秒...
出走メンバーのうち半分の6頭までが、ステップレースの7月10日の巴賞(芝1800m)の出走馬。その巴賞は不良馬場で行われたため、1分55秒0(上がり38.8秒)も要した結果、この函...
断然の人気で、相手関係からみて順当な勝利とはいえ、6歳メイショウカイドウ(父スキャン)が大変な記録を達成した。小倉記念2000m、小倉大賞典1800mに続き、1800mの北九州記念...
今季の福島は、梅雨時にしては珍しくほとんど雨が降らなかった。それもあって芝コースは最終日になっても、内側を通ると伸びない程度の良好な状態が保たれていた。また今年の七夕賞は、力関係が...
勝ち時計は1分47秒2。平坦コース1800mのスピード決着のようだが、レースの中身はまるでそうではない。開催の後半になり、全体に少し時計がかかり始めた芝で、内を回るよりはある程度外...
昨年、ローエングリンが逃げ、3コーナーで一気にタップダンスシチーがかわして行った1400m通過は1分22秒9、1600m通過が1分35秒0だった。今年はコスモバルクの先導で、同じ中...
前日の「さくらんぼ特別」1000万条件で、前半3ハロン32.0秒が飛び出した。1000mの直線競馬を別にすると、レースの前半3ハロン32.0秒は日本記録に相当する。昨年も、今年も福...
派手な一面はないものの、地道に少しずつ力をつけてきた5歳馬の1・2着。いかにも、春シーズンの最終重賞らしい結果だった。断然人気はサイレントディール(ディープインパクトのスタッフ)。...
03年アグネスデジタルのレコードが1分32秒1、今年は1分32秒3。ここ3年と同様に、ほぼレコードに匹敵するハイレベル。レースの前後半は45.6-46.7秒。目安になる1000m通...
強いとか速いとかではなく、まるで別の次元からきたスーパーホースの独走だった。単勝支持率73%強。日本ダービーでこんな支持を受ける馬は、これからも半永久的に出現しないだろう。また、そ...
シーザリオ(父スペシャルウィーク)のズバ抜けた能力が浮き彫りになったオークスだった。自在の同馬は、フラワーCのように正攻法で好位につけると思えたが(陣営もそのつもり)、スタートがも...
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