日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
休み明け、59kg、初コースの関西馬メイショウカイドウの圧勝だった。59kgを背負って全体に時計のかかる最終日の福島コースは不利と思えたが、いつもの直線一気ではなく、先行して抜け出...
夏のローカルシリーズらしい結果をもたらしたのは、直前の函館スプリントS。3連覇を狙ったシーイズトウショウを大外から一気に差し切って完勝したのは、これで函館[4-0-1-0]となった...
発表は稍重でも、渋った馬場に死角のあったリンカーンは9着に沈み、重下手とされるシルクフェイマスが12着、アイポッパーが13着。2分13秒0の時計が示すように、実際は「重馬場」だった...
3年も連続して「1分07秒台前半」の高速決着が続いたレースだが、今年は1分08秒1にとどまり、後方に置かれたスナークスズランが一気に2着まで突っ込み、差す形になったニシノシタンが3...
最終日の少し荒れていた芝が、予報以上の雨にたたられてしまい、芝は9Rから「重馬場」。雨が降り続いていたため、渋った馬場を苦にする馬は走りにくそうだった。特に追い込みづらいコンディシ...
ブリッシュラックは、86年のJC(GI)を3番人気で11着、翌87年のJCを1番人気4着にとどまったトリプティクの一族。ブリッシュラックの4代母マルガレーゼンが、名牝トリプティクの...
皐月賞に続いてメイショウサムソンの完勝だった。今回は1番人気馬。マークされる立場にあったが、好位のインの4〜5番手。早め3コーナー過ぎで外に出し、正攻法で押し切った。追い込みの決ま...
抑えが利かずにかかって行ったヤマニンファビュルの前半(46.3-58.1-70.5秒)の数字が、記録としては逃げた馬のペースとして残るが、事実上の主導権を握ったのは離れた2番手のア...
心配された馬場状態は「稍重」まで回復し全体に少し時計がかかる程度。強力な先行型がいなかったため、前後半の800mは[47.5-46.5秒]。1000m通過は59.7秒のスロー。東京...
ステップレースのGII・ニュージーランドTを2、3、4着していたファイングレイン、ロジック、アポロノサトリが、ひと回りパワーアップした形で、今回は順に2、1、4着。NHKマイルCに...
レースの流れや馬場コンディションなど、小さな要素は別にして、歴史の中で2400mを超えるような長距離戦のレベルは、最終的には走破時計に行き着く気がする。長距離戦こそ能力の目安は時計...
キストゥヘヴン、アドマイヤキッスの桜花賞組が必ずしも距離延びて良いタイプでもない今年の3歳牝馬路線。桜花賞組ではなく、このフローラS、さらには次週のスイートピーS出走馬の中にも、急...
伏兵メイショウサムソン(父オペラハウス)の快勝だった。前半60.0-後半59.9秒の平均ペースの流れにうまく乗り、予想通り今回は早めにスパートして先頭に立ったフサイチリシャールを目...
3月5日に未勝利を勝ち、続くフラワーCを制した新星キストゥヘヴンの鮮やかな3連勝目が、桜花賞だった。418kgのメンバー中でもっとも小さな牝馬。ちょうど勢いに乗ったところで体調ピー...
雨の影響を大きく受けた重馬場の中、2分04秒5(レース上がりは37秒8)もかかる力の競馬に持ち込まれた。人気で凡走した5着ローゼンクロイツ、9着アドマイヤジャパンなどは、滑る馬場に...
波乱を予感させる組み合わせで人気は割れたが、上位2〜4番人気馬が1〜3着を占め、力を出し切れない形になったのは、6着にとどまったシンボリグラン(1番人気)だけ。そのシンボリグランは...
きさらぎ賞の1、2着馬。東京スポーツ杯2歳Sの1、2着馬。そして10月の京都の萩Sの1、2、4着馬のフサイチリシャール、メイショウサムソン、ドリームパスポートが抜け出して、クビ・ハ...
直前の須磨特別(古馬1000万下)が同じ距離を1分22秒5(46.3-36.2秒)。こちらのトライアルは1分23秒1(46.5-36.6秒)がレースの中身。この時期までくると、3歳...
まだスプリングSと若葉S(ともに2週後)は残っているが、弥生賞が終了した時点で今春のクラシックの「核」になる最有力馬がはっきり浮かび上がった形だ。アドマイヤムーンはこれで、札幌2歳...
組み合わせからみてかなり単調な先行馬有利な流れが予想された。さらに、重馬場になってますます先行するはずのダイワメジャー、バランスオブゲームに条件有利となり、結果もその通りの逃げ、先...
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